三島市
伊豆国の一宮、彫刻で溢れる大規模複合社殿
重要文化財三嶋大社社殿


全景/祭神を祀る本殿と幣殿、拝殿を一連として造った複合社殿です。高さ15mにもおよぶ大規模な木造社殿は、近隣県においても最大級です
正面/大きな屋根の拝殿正面中央は、曲線状の唐破風に造り、軒下は見事な彫刻で埋め尽くされています
三嶋大社社殿
三嶋大社は、伊豆国の一宮(いちのみや)として栄え、祭神三嶋大明神を祀る社殿は、安政の東海地震後の1867(慶応3)年に再建されたものです。本殿(ほんでん)・幣殿(へいでん)・拝殿(はいでん)を一連とした総ケヤキ造りの複合社殿で、高さ15mにもおよびます。社殿は豊富な彫刻で溢れ、特に正面は、日本神話や花鳥・霊獣など様々な題材の彫刻で埋め尽くされています。この膨大な彫刻群は、松崎町出身の彫刻師石田半兵衛一族と地元の彫工達によって彫られました。


三嶋大社社殿の頭上に広がる彫刻の世界
正面中央の唐破風(からはふ)部分を見上げると、多様な彫刻であふれています。獅子の上部には、日本神話の「天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天(あま)の岩屋戸(いわやと)からお出ましなる」様子が、兎毛通(うのけどお)しには中国の故事「黄石公(こうせきこう)と張良(ちょうりょう)の図」が描かれています。これらをひき立てるのは、立体的に刻まれた見事な彫刻です。
伊豆国一宮の三嶋大社へ参拝し、多種多様な彫刻の世界を味わうことができます。三嶋大社の東側で三嶋暦を製造販売していた三嶋暦師の館は、見学だけではなく、三嶋暦の印刷体験もできます。
名称 | 三嶋大社社殿(みしまたいしゃしゃでん) | ||
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概要 | 【神社】木造平家建、複合社殿(本殿・幣殿・拝殿)、銅板葺、大工井口宗左衛門・平田伝之輔 | ||
年代 | 1867(慶応3)年 | ||
電話番号 | 三嶋大社/055-975-0172 | ||
所在地 | 三島市大宮町2-1-5 | 定休日 | 無休 |
営業時間 | 宝物館 9:00〜16:30 | 駐車場 | 55台(200円/1時間) |
料金 | 宝物館拝観料大人500円、大学生・高校生400円、小・中学生300円 | ||
アクセス | 公共交通機関:三島駅より徒歩約12分 車:沼津ICから南東に約8.5㎞、約20分 |
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ホームページ | http://mishimataisha.or.jp/ |