袋井市

徳川家康ゆかりの寺院に建つ大規模和風建築

可睡斎 瑞龍閣

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01 牡丹の間から菊の間を見る/中央に大きな床の間を構え、両脇に特徴的な棚を備えた50畳の広間が対面しています。部屋境の欄間には牡丹が彫り出され、草花が描かれた襖絵で飾られています 02 正面 全景/大きな曲線状の唐破風屋根の玄関を中央に構えます

可睡斎

牡丹が美しい可睡斎は、徳川家康によって名付けられた曹洞宗の古刹(こさつ)です。火防(ひぶせ)の総本山でもあり、明治時代初期の秋葉三尺坊御真殿(あきはさんじゃくぼうごしんでん)が境内に建っています。

瑞龍閣の建築

山門の右側に建つのが、木造2階建の瑞龍閣です。1937(昭和12)年に建てられた大規模和風建築で、正面に大きな唐破風(からはふ)屋根の玄関を構えます。2階は50畳敷きの「菊の間」と「牡丹の間」の2室、1階は6室から成っています。室名にふさわしい襖絵(ふすまえ)や装飾で豪華に飾られ、床脇(とこわき)の変化に富んだ棚も特徴的です。別棟には、見事な大東司(だいとうす。便所のこと)があります。

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これは見逃せません!!

日本一大きなトイレを護る仏様

瑞龍閣の隣に建つ「大東司」は、日本一大きなトイレです。1937(昭和12)年に水洗トイレとして建てられました。中央には、東司の仏様である烏蒭沙摩明王像(うすさまみょうおうぞう)(高村晴雲・作)が祀られています。

  • 見学有料
  • 予約不要

瑞龍閣、大東司、本堂、秋葉三尺坊御真殿など館内巡拝をすることができます。境内の参拝は自由で、インド建築風の護国塔(県指定文化財)もあります。可睡斎ならではの精進料理も有名です(予約制)。

名称可睡斎 瑞龍閣(かすいさいずいりゅうかく)
概要【寺院】木造2階建、入母屋造り、桟瓦葺、設計金子清吉、襖絵日本画家山口玲熙(れいき)
年代1937(昭和12)年
電話番号可睡斎/0538-42-2121
所在地袋井市久能2915-1 定休日
営業時間8:00〜16:30 駐車場70台(境内地無料駐車場)
料金館内巡拝大人500円、小人300円
アクセス公共交通機関:袋井駅よりバス約10分可睡下車
車:袋井ICから北に約3㎞、約8分
ホームページhttp://www.kasuisai.or.jp/

本サイトに掲載した内容は2012年9~10月の取材・調査によるものです。営業時間・休業日は、おでかけの前に各施設のホームページなどの公式サイトをご確認ください。  
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  • 静岡県 文化・観光部文化政策課

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可睡斎 瑞龍閣