松崎町
入江長八の漆喰鏝絵となまこ壁の邸宅
山光荘(旧依田家住宅)


なまこ壁の蔵と門/門の横になまこ壁が建ち並ぶ姿が特徴的な旅館「山光荘」です
「長八の間」漆喰鏝絵/なまこ壁に開かれた窓を長八の鏝絵が飾ります。窓の両袖に「竹林に虎」、柱に「登り龍」、庇に「龍」が描かれ、茶色系の石肌も漆喰で造られた人造石です
山光荘の建築
旧依田家住宅は、鏝絵(こてえ)の名人入江長八(いりえちょうはち)が鏝絵を描いた蔵座敷や作品があることから、現在は、長八の宿「旅館山光荘」として親しまれています。 門の横に、なまこ壁の蔵が並び、正面に主屋の玄関を構えます。庭に面した座敷を客室とし、主屋の後ろには、なまこ壁2階建の蔵座敷「長八の間」が建っています。2階北側の庇付きの窓と東側の小庇に、長八の見事な漆喰鏝絵を見ることができます。


長八の漆喰鏝絵「阿吽(あうん)の虎」
「長八の間」北側の窓両袖には、一対の虎が漆喰で立体的に描かれています。右側の天を仰ぎ吠える虎は、渡り廊下からも見ることができます。左袖の外側には竹の鏝絵が描かれ、長八の「天祐居士(てんゆうこじ)」の落款(らっかん)が刻まれています。
山光荘は、長八の漆喰鏝絵作品を楽しむことができる旅館です。通りを東に進むと、なまこ壁通りと呼ばれる近藤家住宅があります(内部非公開)。
名称 | 山光荘(旧依田家住宅)〈さんこうそう(きゅうよだけじゅうたく)〉 | ||
---|---|---|---|
概要 | 【住居】木造平家建・2階建、桟瓦葺 | ||
年代 | 主屋・穀蔵:江戸時代末期 蔵座敷:明治時代初期 | ||
電話番号 | 山光荘/0558-42-1047 | ||
所在地 | 松崎町松崎280 | 定休日 | − |
営業時間 | − | 駐車場 | 25台 |
料金 | ー | ||
アクセス | 公共交通機関:修善寺よりバス約105分、松崎ターミナル下車徒歩約35分 車:沼津ICから南に約72㎞、約120分 |
||
ホームページ | http://www.d3.dion.ne.jp/~hidenaot/ |