河津町
『伊豆の踊子』の舞台、天城街道の旅館建築
福田家


全景/踊子たちと天城山隧道を抜けて、河津七滝を見ながら河津川沿いに下り、到着したのが湯ヶ野でした。「小川のほとりにある共同湯の横の橋を渡った。橋の向こうは温泉宿の庭だった」。この温泉宿が「私」が案内された宿「福田家」です
踊子の一 縁側/川端康成が滞在した客室からは、河津川に架かる橋、踊子が走り出た共同湯、そして湯ヶ野の風景を楽しむことができます
伊豆の踊子
『伊豆の踊子』は、天城湯ヶ島から下田までの踊子と「私」の旅路を描いた川端康成(かわばたやすなり)の小説です。1918(大正7)年、19歳の康成がはじめての伊豆旅行で訪れた福田家と湯本館が作品に登場します。
福田家
河津川沿いに建つ福田家は、湯ヶ野の温泉旅館です。康成が滞在した橋の袂(たもと)の客室「踊子の一」は、2方向に手摺付の縁側を廻らした開放的な造りで、湯ヶ野の風景を楽しむことができます。


「伊豆の踊子」の内湯
玄関脇の「榧(かや)風呂」が内湯として登場します。浴場は、榧の浴槽と伊豆石で造られ、壁は花柄のタイルで飾られています。今にも踊子が現われそうな内湯です。
橋の袂の「踊子の一」に宿泊することができ、下記の時間帯は、資料館と一緒に見学ができます。榧風呂は日帰り入浴で楽しむことができます。
名称 | 福田家(ふくだや) | ||
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概要 | 【旅館】木造2階建、桟瓦葺 | ||
年代 | 1879(明治12)年 | ||
電話番号 | 福田家/0558-35-7201 | ||
所在地 | 河津町湯ヶ野236 | 定休日 | 不定休 |
営業時間 | 10:00〜16:00 | 駐車場 | 8台 |
料金 | 見学料200円、入浴料700円 | ||
アクセス | 公共交通機関:河津駅より車で約15分 車:沼津ICから南に約60㎞、約100分 |
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ホームページ | http://izu-fukudaya.com/ |