伊東市

伊豆の川奈ホテルに佇む数寄屋建築家の作品

川奈ホテル田舎家

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01 土間から見た座敷/木製ブロックが敷き詰められた土間には、大きな沓脱ぎ石が据えられ、畳敷きの部屋が3室配されています 02 正面/木立の中を進むと、茅葺屋根の田舎家が現れます。大戸の潜りを開くと土間が広がっています。

川奈ホテル

川奈ホテルは、1928(昭和3)年、大倉財閥の2代目大倉喜七郎によって、ゴルフ場として始まりました。昭和11年、スペイン風の本館と茅葺屋根の田舎家が完成し、ホテルが開業されました。

田舎家と仰木魯堂(おうぎろどう)

木立の中に離れとして建つ田舎家は、数寄屋建築家で茶人でもあった仰木魯堂が、他所から民家を移築し、再生活用したものです。古民家そのものではなく、古材を利用しつつ、近代数寄屋の手法を用いて田舎家風に創り上げた建築です。

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これは見逃せません!!

噴水に見る和風の意匠

川奈ホテル本館のメインダイニングには、モザイクタイルと伊豆石の噴水があります。大理石の水盤を曲線状の縁石が囲み、その曲線が唐破風(からはふ)の形であることに気づきます。本館では、牧之原市出身の建築デザイナー・矢部金太郎の優れた装飾デザインを楽しむことができます。

  • 食事のみ
  • 要予約

川奈ホテルの茅葺屋根の離れ・田舎家では、天ぷらと鍋料理が楽しめます。モザイクタイルの噴水が特徴的なメインダイニングでは、伝統のフランス料理を堪能できます。

名称川奈ホテル 田舎家(かわなほてるいなかや)
概要【ホテル】木造平家建、入母屋造り、茅葺、設計仰木魯堂
年代1936(昭和11)年
電話番号川奈ホテル/0557-45-3891
所在地伊東市川奈1459 定休日
営業時間 駐車場120台
料金
アクセス公共交通機関:川奈駅より車で約5分
車:沼津ICから南東に約51㎞、約90分
ホームページhttp://www.princehotels.co.jp/kawana/

本サイトに掲載した内容は2012年9~10月の取材・調査によるものです。営業時間・休業日は、おでかけの前に各施設のホームページなどの公式サイトをご確認ください。  
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  • 静岡県 文化・観光部文化政策課

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