熱海市

熱海の山の手、2本の柿の木が並ぶ近代文学者の別荘

双柿舎(旧坪内逍遥別邸)

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01 本館 全景/本館の前には地形を利用した庭園が広がっています。大きく開かれた座敷前には、2本の柿の老木がありましたが、現在は2代目の若木が並んでいます 02 本館 夫婦の居間/1階の座敷は、床の間を構え、付書院を備えています。床脇の棚や付書院の意匠が特徴的です

双柿舎

近代文学者・坪内逍遥が、熱海の海と街を望む当地を別荘に定め、老柿2本が並ぶ様子から「雙柿舎(そうししゃ)」と名付けました。
双柿舎の建物と庭園は、逍遥自らが設計したものです。執筆の拠点となった本館(主屋)には、庭に面して夫婦の居間であった座敷があり、2階が逍遥の書斎になっています。塔のような姿の建物は、書籍を納める書屋(しょおく)です。東館は、夫人の隠居所として建てられた離れです。

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これは見逃せません!!

シェイクスピアのカワセミ

書屋の頂部には風見が掲げられています。よく見るとカワセミが天を仰いでいることがわかります。シェイクスピアの全訳に取り組んだ逍遥が、その作品に登場するカワセミにちなんで作らせたものです。

  • 見学無料
  • 予約不要

双柿舎の庭園と書屋の展示室を見学することができます(公開日は日曜)。

名称双柿舎(旧坪内逍遥別邸)〈そうししゃ(きゅうつぼうちしょうようべってい)〉
概要【別荘】本館:木造2階建、桟瓦葺 書屋:鉄筋コンクリート造3階建 東館:木造2階建、桟瓦葺
年代本館:1920(大正9)年 書屋:1928(昭和3)年 東館:1934(昭和9)年
電話番号早稲田大学総務部総務課/03-3203-4333
熱海市役所/0557-86-6232
所在地熱海市水口町11-17 定休日日曜のみ公開
営業時間10:00〜16:00 駐車場なし(市営来宮P利用100円/1時間)
料金無料
アクセス公共交通機関:来宮駅より徒歩約5分
車:沼津ICから東に約27㎞、約60分
ホームページhttp://www.city.atami.shizuoka.jp/

本サイトに掲載した内容は2012年9~10月の取材・調査によるものです。営業時間・休業日は、おでかけの前に各施設のホームページなどの公式サイトをご確認ください。  
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  • 静岡県 文化・観光部文化政策課

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双柿舎(旧坪内逍遥別邸)